光文社文庫<br> 高杉晋作

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光文社文庫
高杉晋作

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334726492
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

吉田松陰門下である高杉晋作は、諸外国からの圧迫を目のあたりにして、日本の危機を痛感する。そこで彼は、長州藩の海軍力増大を目指し、身分にかかわらない「有志」による奇兵隊を結成した。討幕派の中心となって奮闘する晋作だが、肺結核を患い、志半ばにして斃れる…。激動期、明治維新に尽くした救世主・高杉晋作の、波瀾の生涯を描く、傑作伝記小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keshikun

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魅力的な人物が多い幕末偉人の中でも異端児の形容詞が最も当てはまる高杉晋作が主人公。時代を追った変遷で晋作の成長に触れていきながら、功山寺の挙兵を頂点、第二次長州征伐の小倉戦で達観みたいな構成で、猛々しい晋作の印象が残る。松陰に対して純粋な気持ちを最後まで持ち続けている点とかは非常に魅力的。公家や他藩志士への晋作が抱く気持ちに対しては史実とは違うんじゃないかという点は違和感だが、流れは分かりやすい。これを読むと山縣有朋への嫌悪感が強まるね。2016/05/16

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