内容説明
絶景富士山を眺めながら走る人気列車「フジサン特急」に乗ってきた、年の差を感じさせるカップル。終点の河口湖駅で仲良く降りたのを車掌は見たのだが、帰りの列車には女一人。消えた五十代の男は、日本各地の不思議な場所を探検する男女五人のサークルに入っていて、青木ヶ原樹海を調べようとしていたらしいのだが―。食い違う関係者の証言。十津川警部は真実を見極められるのか。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。’63年に『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理新人賞、’65年に『天使の傷痕』で、第11回江戸川乱歩賞を受賞。十津川警部を主人公にした鉄道ものの第一作『寝台特急殺人事件』を’78年に発表し、空前のトラベル・ミステリー・ブームを生み出した。’81年には『終着駅殺人事件』で、第34回日本推理作家協会賞を受賞。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
78
5人のミステリー研究会。 一人が失踪し、一人が殺される。 前半は、失踪した一人も、ひょっとしたら死んでいるのではと思いながら読み進みました。 途中から、失踪した理由がなんとなく分かりかけ,最後は、真犯人が推測できるようになる。 失踪した理由がちょっと中途半端な気もします。2012/05/20
pyonko
2
十津川警部100冊目!失踪した人間が諸悪の根源な気がする。最後大団円という感じで終わっているが、ちょっと納得いかないな。2014/06/13
座敷ワラジ
2
生まれ故郷の電車。意外に知らなかった。案外短かったのね。著者のことばに納得。2013/05/30
yotti
1
失踪者の娘が必死に探しているのに、見つかった時に教えないのは、理解しがたい。2016/09/05
タカシ
1
男女関係って何時何時に誤解が生まれるかは分からないものです。2010/08/09