感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
7
再読本。1991年初版。経済人類学者・栗本慎一郎と保守思想家・西部邁の対談集。1941年生まれの栗本50歳、1939年生まれの西部52歳。その栗本もいまや80歳にならんとし、西部は78歳で自死してしまった。91年1月、湾岸危機の際に始まったこの対談、ベルリンの壁は89年に崩壊していたが、ソ連邦は91年12月に消滅する。そういう時代背景を知ってから読むと当時とはまた違う読み方ができる。反知性主義の時代といわれる現在から観ると、思想や哲学というものがまだ力を持っていた様子が窺い知れる。2021/06/12
tkm66
0
いや、今でも読むべき点は幾らもあると思います。ま、時代臭は当然として。2009/01/12
羊男
0
★★★1991/09/28