出版社内容情報
「個人美術館の面白さはコレクターの熱情を見ることにもある」赤瀬川原平さんが、そんな日本全国にある47の個人美術館を紹介。
内容説明
個人美術館の愉しみは、近現代を彩る芸術家たちの足跡を眺められること。もう一つの愉しみは、その作品の山を築くことになったコレクターの、熱情を見ること。大金を投げ出して手に入れた人の熱情が並ぶと、その熱を通して見えてくるものがある。日本にある、魅力ある個人美術館を厳選。赤瀬川さんが紡ぐ46の物語。
目次
足立美術館―田んぼの町に隠れた日本庭園(島根県安来市)
大田区立龍子記念館―筆力旺盛に舌を巻く(東京都大田区)
かみや美術館―岡の上の静寂美術館(愛知県半田市)
何必館・京都現代美術館―品格の内に宿した狂熱(京都府京都市)
浜松市秋野不矩美術館―丘の上の岩絵の具の砦(静岡県浜松市)
植田正治写真美術館―田んぼの中の写真館(鳥取県伯耆町)
小平市平櫛田中彫刻美術館―どこまでも探求する彫刻家(東京都小平市)
細見美術館―古典の魅力を今に繋げる(京都府京都市)
徳川美術館―“新品同様”の揃う宝庫(愛知県名古屋市)
真鶴町立中川一政美術館―風景の現場がアトリエだった(神奈川県真鶴町)〔ほか〕
著者等紹介
赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年神奈川県生まれ。画家、作家。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)中退。60年代、前衛芸術家として活動。70年代、独自の批評を盛り込んだイラストレーターとして活躍。81年、「尾辻克彦」名義の『父が消えた』で芥川賞を受賞。86年、藤森照信、南伸坊らと「路上観察学会」を結成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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