光文社新書<br> 灘校―なぜ「日本一」であり続けるのか

電子版価格
¥628
  • 電書あり

光文社新書
灘校―なぜ「日本一」であり続けるのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035518
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0237

内容説明

1学年あたり約200名という少数精鋭主義を考慮すると、東大合格者率や国公立医学部や京大への進学実績において、灘校は「日本一」といえる。本書は、創立から現在にいたる歴史をひもときながら、数多くのOBにインタヴューをしたり、現役灘高生にアンケート調査を行ったりして、その秘密に迫った。格差社会論の代表的論客が、中・高一貫校やエリート教育の功罪を徹底検証する。

目次

第1部 内側から覗いた灘校(灘校はいかにして名門校となったか;華麗な人材輩出と異色な卒業生;現代灘高生気質)
第2部 灘校と名門校のこれから(世界のエリート校、日本の名門校;中・高一貫教育の将来を予測する)

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年、兵庫県生まれ。同志社大学経済学部教授。京都大学名誉教授。灘高校、小樽商科大学、大阪大学大学院を経て、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。その後、米、仏、英、独の大学・研究所で教育職・研究職を歴任。京都大学大学院経済学研究科教授、経済企画庁客員主任研究官、日本銀行客員研究員、経済産業省ファカルティフェローなどを経て、現職。元日本経済学会会長。主著に格差論争の火付け役となり、エコノミスト賞を受賞した『日本の経済格差』、石橋湛山賞を受賞した『家計からみる日本経済』(ともに岩波新書)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

251
東大進学校として全国に名高い灘校について書かれた本。流石にすごい学校だなと感じた。2018/03/17

マエダ

57
フランスが学歴社会であるのは知らなかった。灘高の「成績2桁を死守せよ」はなかなか物語っている。2018/12/29

akira

19
図書館本。 なかなか興味深かった。名前だけを聞く存在である灘校。以前読んだ麻布とはちょっと校風がちがうなと。よく話に聞く橋本武先生の授業。ぜひ著作とともに「銀の匙」を手にとってみたい。 興味深いエピソード。平家物語などの古典の読破を次々とさせる教育方法はびっくりしたが、そこで生まれるすごい生徒。こういったことが起こりうるのもおもしろい。 「この徹底的な古文読破教育が功を奏したのか、同級生の中には自分で古文を書きだす者まで現れた」 2019/09/02

newman

17
副題の「なぜ日本一であり続けるのか」の答は書いてなかったように思います。でも、実は答は簡単で関西には灘高しかないからだと思います。関東には筑駒、開成、麻布、最近では神奈川の私立も頑張っています。いくつか興味深かったこと。ノーベル賞を取った京大の本庶佑教授が「灘高などの受験校から多く京大医学部に来ることを避けたい」とある会合で述べておられたとありました。灘高生の通塾率は80%弱とあったこと。東京には女子御三家があるが関西では受験を売りにした女子高はない。東京の学校群制度は保守知事の下で決定された政策である。2018/12/19

遥かなる想い

10
 よくある紹介本であった。  確かに 灘の特徴は書けているかもしれないが、 後半の海外のエリート高の紹介は、正直 読んでいて つらかった。  この内容であれば、サンデー毎日の進学特集の方が 面白い。2010/05/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/332630
  • ご注意事項