光文社新書<br> 早期教育と脳

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光文社新書
早期教育と脳

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334032623
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C0237

目次

第1章 早期教育と脳(過熱する早期教育;「臨界期」と脳の発達 ほか)
第2章 乳幼児と英語教育(乳幼児から英会話ブーム;日本語を追放した家族 ほか)
第3章 育児不安と孤独な親(心身ともに不安定な産後;育児不安とは ほか)
第4章 地域社会と子ども集団(限界にきた「母親ががんばる育児」;地域の保育力を奪った学校 ほか)
第5章 障害児教育から子育てを考える(障害児のノーマライゼーション;福子、福虫、宝子 ほか)

著者等紹介

小西行郎[コニシユクオ]
1947年香川県生まれ。京都大学医学部卒業後、福井医科大学助教授、埼玉医科大学教授を経て、現在、東京女子医科大学教授。日本乳児行動発達研究会、日本赤ちゃん学会事務局長。文部科学省の「脳科学と教育」プロジェクトにも携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

15
これはダメな本。早期教育に警鐘・・・というのだろうが、そもそもその分野では筆者が素人で、どっかから持ってきたような素人考えを並べただけ。テレビを見過ぎるとダメだけど、でもテレビを禁止すると親がしんどい、といった具体例は確かに重要なんだけれども、タイトルに「脳」が入っているからねえ。地域社会で子供を育てる、ではとってつけたように東南アジアでの育児法が紹介されたり(「学校は地域から子供を奪った!」なんて・・・)、思ったことをつらつら並べているだけに見えてしまう。2018/05/12

りょうみや

9
タイトルの「早期教育と脳」は5つの章のうち2つ分であとは、育児不安、育児と社会、障害児教育の話題。早期教育については現段階で効果の分からないことだらけなので、あまり熱くなりすぎないようにという結論。個人的には残念ながらそれほど得られる内容はなかった。2017/05/21

カッパ

8
20年くらい昔の本。でも、この知識が皆に広まった感じもしない。なんなら早期教育はさらなる加熱をしているように思う。臨界期はこれより頑張らすことはない。だとか、親みたいに苦労させないとか親よりもと思いすぎるのはなんか異なるなどの感覚は忘れては行けないと思う。なんでもやりすぎは行けないのかな?と思ったりする。2024/04/14

エビアン子

2
後半は流し読み。15年ほど前の本だもの。今では当たり前のことが書いてあったり、著者の考えだったり。参考程度かな。2022/03/28

りんごのき

2
早期教育の弊害のみならず、現代の子育てと親の孤独、地域社会の崩壊が子育てに与えた影響や、障害児教育の中にある偏見などをひもときつつ現代の子育て全体を俯瞰する本。10年ほど前の本で、今では信憑性が疑問視されている「アマラとカマラ」の逸話が引かれている点など、情報の古さはあるかもしれない。全体的に「広く浅く」の印象で、脳科学の深い知識を期待して読むと肩透かしを食う。書籍全体を通して一貫しているのは、子どもと子育て世代に注ぐ著者の温かな眼差し。「子どもへのまなざし(佐々木正美)」の読後感とよく似ていた。2015/10/10

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