内容説明
日本全国の世帯数が約4000万、その4分の1の実に1100万世帯が今や生活協同組合に加入している。しかも現在、増加中であるという。恐るべき数字である。日本一のビッグストアー、ダイエーが、もはや生協の力を無視しては全国展開ができなくなっていることはいうまでもない。本書で語られるこれら偉材の販売提携、金融自由化等における劇的な流通戦略が見ものである。
目次
1 神戸戦争に火をつけた“流通巨人”灘神戸生協
2 ダイエーと札幌市民生協に打ち砕かれた“北海道価格”
3 仙台流通戦争を回避させた“みやぎ生協共同カード方式”
4 二大“流通巨人”を率いる2人の“いさお”―中内功と高村勣
5 “知られざるコングロマリット”生協の秘密
6 ホテルから球団へ―ダイエー新展開の真の狙い
7 急成長の裏に潜む暗い影―生協法の改正と産直のゆきづまり
8 生協の「全国制覇」戦略にダイエー・中内が反撃する日