内容説明
みなさん、ぼくがだれだかわかりますか?じつは、ぼくにもわからんのです…。そんなわけで、ぼくはじぶんがなんなのかをしるために、たびにでることにしました。
著者等紹介
岡田よしたか[オカダヨシタカ]
1956年、大阪生まれ。愛知県立芸術大学油画科卒業。1987年より11年間保育所に勤務後、絵本作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
111
面白かったです。岡田よしたかさんのくねくねした絵が最高。カニフォークっていうんだね。関西の人に関西弁で読み聞かせてもらいたくなりました。2022/06/28
Kawai Hideki
93
カニの身をほじくるあの道具が、自分探しの旅を続けるユーモア絵本。耳かき、くぎぬき、編み棒がやってくるが、どれも違う気がする…。「何かを食べるときに使うもののはず」と、ラーメン、寿司、お餅、カレーを食べる道具としてトライしてみるも、今ひとつフィットしない。完全に道を見失ったところにカブトムシとハサミムシが仲間と思ってやってきて、さらにカオス。そこにカニも乱入してきて…はっ!自分の天職に気づけるというのは幸せなことだ。ちなみに「カニフォーク」って言うんですね、アレ。2017/02/05
パフちゃん@かのん変更
76
大阪弁がいい味出してます。小さい子にはあまりなじみがないかもしれないカニフォーク。これはいったいなんやねん。自分探しの旅、子ども達もわくわくすると思います。2016/03/31
しゅわ
49
【図書館】岡田よしたかさんの関西弁絵本、最新作です。「みなさん、ぼくがだれだかわかりますか?」自分はいったい何物か?わからなくなった主人公が自分探し…ではなくて“自分の役目探し”の旅に出る物語。耳かきか?くぎ抜きか?なかば強引にアレコレ試す主人公や周囲にツッコミがとまらない楽しい一冊でした。最初からよくからだを見てみれば、ヒントが描いてあるよ~ 正体が判明してもあきらめないカブトムシさん達がかわいい♪2016/04/05
anne@灯れ松明の火
33
隣市で。イベントをチェックしていて、原画展がヒットし、行けないけれど、気になっていた作品。のっけから、大人なら答えがわかる問いで始まるのが、意表をついて面白い(笑) どう展開し、どう終わるのか、楽しみに読んだ。いつものことだが、独特な世界で、クスクスポイントがあちこちに♪2016/02/06