内容説明
目を血走らせ、キバをむきながらうなり続けている―。虐待を受け、人間への不信感をつのらせていたその犬は、目をぎらつかせて正彦を見た―。「問題を解決できない問題犬はいない」。強い信念のもと、正彦はベティのドッグ・トレーニングを始める。ベティが人間への信頼を取りもどすまでの軌跡を描く。
目次
第1章 弟と福祉
第2章 アメリカへ
第3章 出会い
第4章 チャレンジ
第5章 ベティの変化
第6章 帰国
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
1965年、大阪府生まれ。航空会社公報担当を経て、児童書のノンフィクション作家となる。作品に『国境をこえた子どもたち』(あかね書房)、『ドッグ・シェルター犬と少年たちの再出航』(金の星社・第36回日本児童文学者協会新人賞受賞)など多数。国際理解をテーマにした講演や、小学校での総合学習の授業等で講師も務める。日本児童文学者協会会員
浜田一男[ハマダカズオ]
1958年、千葉県生まれ。東京写真専門学校(現・東京ヴィジュアルアーツ)卒業後、広告専門の撮影スタジオでアシスタントを務める。1984年独立、1990年写真事務所を設立。第21回日本広告写真家協会(APA)展入選。現在、企業広告・PR、出版関係を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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