内容説明
わかいおかあさんが、はまべで貝に手をはさまれたサルをたすけました。ところが、サルはなにをおもったのか、いわの上でねていたおかあさんの赤ちゃんをさらってしまいます。おかあさんは、サルをおいかけていきました―。3歳から。
著者等紹介
谷真介[タニシンスケ]
1935年生まれ。日本文芸家協会会員。『台風の島に生きる』(偕成社)で第3回ジュニア・ノンフィクション文学賞、1976年度厚生省児童文化福祉奨励賞受賞。「行事むかしむかし」シリーズ・全13巻(佼成出版社)で第15回巌谷小波文芸賞受賞
赤坂三好[アカサカミヨシ]
1937年生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。『十二さま』(国土社)で第22回小学館絵画賞、1973年チェコBIB世界絵本原画展金牌賞受賞。『かまくら』(講談社)で1975年チェコBIB世界絵本原画展金牌賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
10
「十二支むかしむかし」シリーズ。申年。猿知恵などとありがたくない言い方をされることもあるサルだが、この北九州に伝わる昔話のサルは、何もかもを見通し、危険を冒してまで恩を返す義理堅いサルだ。報恩譚は、どんなものも読み手の気持ちをほっとさせる。2019/03/02
おひさま家族
4
小2次男 学校図書館より。 北九州の昔話。助けてもらったお礼に赤ちゃんを鷲から守ったサルのお話。2017/09/22
2時ママ
3
次女 小1 ひとり読み。2017/10/14
しそふりかけ
2
十二支むかしばなしの申。今年初めての読み聞かせに。展開がドキドキするので、時間切れになりそうだったけど、最後まで聞いてくれる子が多かったです。2016/01/18
読み人知らず
2
自分の干支でもある。あきらめやすい性格、あたってる。このサルのように感謝されることがあればなあ、と。^^;2010/07/25