内容説明
ネズミのふうふは、年ごろになったかわいいむすめのために、「せかい一のおむこさん」さがしをはじめます。お日さま、お月さま、くもさんにかぜさんと、たずねあるいていきました―。
著者等紹介
谷真介[タニシンスケ]
1935年生まれ。日本文芸家協会会員。『台風の島に生きる』(偕成社)で第3回ジュニア・ノンフィクション文学賞、1976年度厚生省児童文化福祉奨励賞受賞。「行事むかしむかし」シリーズ・全13巻(佼成出版社)で第15回巌谷小波文芸賞受賞
赤坂三好[アカサカミヨシ]
1937年生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。『十二さま』(国土社)で第22回小学館絵画賞、1973年チェコBIB世界絵本原画展金牌賞受賞。『かまくら』(講談社)で1975年チェコBIB世界絵本原画展金牌賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
20
息子のクラスは、今年の劇発表会ではこのお話をやるそうです。息子は「ちょっと違うなぁ。幼稚園の劇だとお月さま出てこないもん」と言っていました。2022/10/28
ume 改め saryo
12
最後にネズミについての説明がありますが、この物語なら何もネズミを主人公にしなくてもいいのでは?(^^) イラストは可愛らしくていいですね(^^)2013/09/08
遠い日
8
「十二支むかしむかし」シリーズ。子年。このシリーズ、赤坂三好さんの絵が、見慣れたタッチよりずいぶんかわいらしくて、それも楽しみ。よく知られた「ねずみの嫁入り」の話。父親ねずみの高望みは、親心の極みで、少しでも娘が幸せに暮らせるようにという配慮だが、何が幸せかは、本人しか感じられないこと。2019/03/01
ここ
6
図書館☆7歳1ヶ月。娘選書。ねずみさんの衣装にみいってました。花嫁行列のページは特に念入りに見ていましたが「かご」が乗り物であると説明するとビックリ!日本の昔話をあまり読んでなかったので、昔の乗り物は馬車と思い込んでいた模様。乗り物の歴史について、調べてみたくなりました。2020/09/15
扉のこちら側
5
初読。かわいい娘に最高の婿を、と太陽・月・雲・風・壁を訪ねるネズミの一家。最終的に壁をかじるネズミが一番強いというお話だったのを読んでから思い出した。2012/08/12