内容説明
「怪人」というと、特撮ドラマやアニメに登場する「悪の化身」を想像するかもしれない。だが、本書に登場するのは、神話や伝説に出てくる怪人、暴君やオカルティストなどの歴史に名を残す怪人、さらには、純文学、ＳＦ、ミステリー、ホラー作品などから生まれた怪人の総勢１０８名だ。仏教には、１０８の「煩悩」がある。怪人たちは、人間の欲望の、それも悪の欲望の具現者かもしれない。集え！怪しき者どもよ！わたしたちに「人間の奥深さ」を思い知らせてくれ。
目次
１ 神話の怪人（七十二体の悪魔を使役した魔術王 ソロモン；血みどろの生涯を送った異形の戦士 ク・ホリン ほか）
２ 神秘の怪人（宇宙人との混血も疑われる異形の修験者 役小角；「魔術の父」と呼ばれた孤高の魔術師 アグリッパ ほか）
３ 伝説の怪人（権力と美を欲した烈女 西太后；帝国崩壊の予言を残した怪僧 ラスプーチン ほか）
４ 架空の怪人（中世から生き続ける“血に飢えた悪鬼” ドラキュラ伯爵；人造人間をつくったマッドサイエンティスト フランケンシュタイン博士 ほか）
著者等紹介
一条真也［イチジョウシンヤ］
１９６３年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。（株）サンレー代表取締役。北陸大学客員教授。神話・宗教・ファンタジーに詳しい（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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