内容説明
清野健吾は職場の人間関係に疲れ、東京のホテルを三十七歳で退職した。暫らく休養しようと思っていた矢先、健吾を慕いあとを追うように退職した元部下の香奈絵から、実家の旅館がある四国の島へ気晴らしに行こうと誘われる。香奈絵の実家は代々の島の名家で、旅館も堂々とした風格があった。健吾は香奈絵のフィアンセと周囲に誤解され、家族にも歓迎されて困惑したが、若い巫女との出会いによって…。団鬼六賞大賞受賞の気鋭作家による最新書下ろし性愛小説!
著者等紹介
うかみ綾乃[ウカミアヤノ]
奈良県生まれ。2011年『指づかい』(幻冬舎アウトロー文庫)でデビュー。同年、『窓ごしの欲情』(宝島社文庫)で日本官能文庫大賞新人賞を受賞。2012年『蝮の舌』(小学館)で第2回団鬼六賞大賞を受賞。新進気鋭の女流作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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