内容説明
備前宝楽流の庖丁人・乾聖四郎が花板を任されていた、料亭『幾松』近くの仙台堀に浮かんだ荷舟の中で、心中に見せかけて殺された男と女の死体が発見された。女は自身番に抜け荷の一件を密告したおきよだった。廻船問屋の『紀州屋』を抜け荷の一味であると睨んだ北町奉行所が秘密裡に探索中の事件だったが…。幕府から天下御免の御墨付を受けた庖丁人の精進料理が涙を誘う！好評書下ろし時代小説。
著者等紹介
井川香四郎［イカワコウシロウ］
１９５７年愛媛生まれ。中央大学卒。柴山隆司の筆名で書いた、時代小説「露の五郎兵衛」で小説ＣＬＵＢ新人賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
94
おっとり聖四郎事件控「鷹の爪」5巻。4話の短編、包丁人の聖四郎さん料理と剣術とお節介、おっとりとしていませんが楽しく読めますね。2016/08/28
