内容説明
気鋭の推理作家・柏木太陽は新刊の出版記念会に続き、親しい関係者たちに婚約者をお披露目するパーティを開くことにしていた。華やかな会場は柏木の幸せな将来を約束するようだったが、ファンからの贈り物のスタンドフラワーに仕掛けられた毒針で婚約者の命が奪われてしまい舞台は暗転する。さらに毒入りシャンペンによる有名棋士殺人未遂、著名画家のゴルフクラブによる惨殺と事件は続いていく。柏木は頼もしき編集者の協力を得て、連続する奇怪な事件の真相に迫っていく。
著者等紹介
斎藤栄［サイトウサカエ］
１９３３年、東京都生まれ。東大法学部卒業。６６年横浜市建設局在勤中、「殺人の棋譜」で第１２回江戸川乱歩を受賞。７２年作家専業に。本格ミステリー、旅情ミステリーの第一人者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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