内容説明
夫の淫らな愛戯に喘ぎながらもう一人の男を想う人妻・奈緒。兄との許されない愛に溺れる夢菜。出張ホストの甘美なテクニックによって悦楽の海に堕ちていく水穂。結婚披露宴の日、暴漢に襲われ、蜜をしたたらせる花嫁・菜々子。飽くなき欲望を抱き、男に裸身を晒す女たちを、人気作家八人が書下ろしで描く競作官能アンソロジー。
著者等紹介
藍川京[アイカワキョウ]
福岡女子高等学校卒業。田端信氏主催の現代文芸に所属後、1989年、マドンナメイトよりデビュー。ハードなSMから、しっとりした性愛小説、サスペンス官能、エッセイまで幅広く手がける
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県和気郡和気町生まれ。岡山県立和気閑谷高等学校卒業。高校生のとき、第三回小説ジュニア短編小説新人賞佳作入選。二十二歳のとき、別名義で少女小説家としてデビューし、人気コミック『花より男子』のノベライズなども手がける。平成11年『ぼっけえ、きょうてえ』で第六回日本ホラー小説大賞を受賞。また同作を表題作とした短篇集で第十三回山本周五郎賞を受賞
風間九郎[カザマクロウ]
1961年、東京生まれ。1996年、マドンナメイト文庫より「ロリータ半熟の乳頭」でデビュー
北山悦史[キタヤマエツシ]
1945年、北海道生まれ。山形大学文理学部中退。90年官能小説大賞、93年日本文芸家クラブ大賞、98年報知新聞社賞を各受賞。気功家としての顔も持ち、「禁断愛小説」「セックス気功小説」を得意分野とする
館淳一[タテジュンイチ]
1943年北海道生まれ。日大芸術学部放送学科卒。芸能記者、別荘管理人、フリー編集者を経て、75年に「別冊SMファン」に「凶獣は闇を撃つ」を発表してデビュー
内藤みか[ナイトウミカ]
1971年生まれ。新聞、雑誌、単行本などで精力的に執筆中
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年1月横須賀生まれ。県立三崎高校卒業。23歳で官能作家デビュー。以後、少女、熟女にかぎらずフェチックな作風で執筆活動を続ける
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