内容説明
備前宝楽流の庖丁人乾聖四郎の料理を食した者が、次々と原因不明の流行病に倒れ、その病は恐るべき速さで蔓延して、江戸市中に地獄絵図を映し出していった。この騒ぎで莫大な富を得ている、薬種問屋の『錦宝堂』に何かあると睨んだ聖四郎は、女医者の志野とともに、真相を探るべく敵の懐深く迫っていくが…。私利私欲をむさぼる悪を必殺の銀刃が叩っ斬る。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウジロウ]
1957年愛媛生まれ。中央大学卒。現在、脚本家として活躍。また柴山隆司の筆名で書いた、小説「霧の五郎兵衛」で小説CLUB新人賞受賞
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