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奇妙な刺客―祇園社神灯事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784331058480
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

公家の庶子として生まれた植松頼助は、祇園社の神灯目付役として、境内や町の治安に務める日々を送っている。彼は祇園まつりを二日後に控えた日、大雲院の屏風絵「竹林猛虎図」が年ごとに消えつつあるという不思議な噂を耳にした。同院は京都所司代や東西町奉行の山鉾上覧が行われる大切な場所。毎年「竹林猛虎図」を大方丈へ飾るのを習わしとしている。頼助はさっそく大雲院へ向かうが、大方丈へ足を進めた時、仲蔵という蓬髪の奇妙な男に出会う。大雲院に怪しい気配を感じた頼助だが…。剣の達人の神灯目付役が難事件を解決する連作四篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だいしょう@SR推進委員会

2
シリーズ第1弾のためか、当時の京都や舞台となる祗園社の説明の部分が多く、少々読み終わるのが辛いところあり。登場人物たちも、同じようなタイプで、クセのない分、個性がない感じ。紅一点のうず女が、ちょっと毒気のあるかわいい女なのが、救いかしら。そのかわいい女の、うず女のこれからが気になるので、続編も読む気でいます。2012/03/09

トミーでトンコでミミ

1
状況説明や人物の来し方が登場人物の会話形式でされているのが微妙。そんなに回りくどく話すか?といちいち白けた。普通に説明すればいいと思う。京都が舞台で祇園社の神灯目付役という設定が面白いので楽しみにしていたのだが。後半は少しなめらかに話しも進んできたのでもう少し読んでみるつもり。京都のウンチクは面白いけど話の流れが遮られる感じ。主役の話し方は京都風?最初の一話は馬鹿殿ぽい。2015/10/02

朱音

1
連作短編。、「神灯目付役」は初耳。実際にあった職業らしいんだけど、祇園社(いまは八坂神社って言いますよね。これって明治以降の呼び名なんですって)と、そのお旅所などの境内に灯されている灯篭などの灯りを見回るお役目。そんなのってあったんですね~さすがは京都。登場人物間の心の動きがいい。2002/06/18

星落秋風五丈原

0
田作品らしく、京の風物や当時の文化的な背景がきっちりと説明されていて、いろいろと勉強になることが多い。「おけらの火」ではおけら詣り、「奇妙な刺客」では祇園祭りの、当時の様子を詳細に描写して興味深かった。また、「花籠の絵」では、円山応挙が登場してびっくり。 2004/08/17

mitsuru1

0
京都の雰囲気が良い。連作短篇集2009/02/16

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