出版社内容情報
日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことまでが理解できなくなってしまっている。例えば、「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などというのがこの典型である。本書は、そうした冷静さを欠いた主張がなぜなされるのかを、教育関係者はもとより、英語教育に関心のある一般読者の方々にも、分かりやすく解説する。
内容説明
日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことが理解できなくなってしまっている。例えば、「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などというのがこの典型である。本書は、そうした冷静さを欠いた主張がなぜなされるのかを、教育関係者はもとより、英語教育に関心のある一般読者の方々にも、分かりやすく解説する。
目次
1 常識が停止するとき(「何年も習って、使えない」;小学校英語をめぐって;英語学習の不思議 ほか)
2 常識が通じなくなるわけ(常識が通じなくなる状況とは―一般的に言えば;常識が通じなくなる状況とは―英語教育に即して言えば;英語教育特有の問題―英語教育だけの事情を言うと ほか)
3 常識を取り戻すために(自覚、整理、覚悟;英語力をつけるために―教育政策として;苦手イメージを払拭するために ほか)
著者等紹介
金谷憲[カナタニケン]
1948年、東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。スタンフォード大学博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教授。関東甲信越英語教育学会会長、全国英語教育学会会長、中教審外国語専門部会委員などを歴任。英語教育の研究と実践、特に英語教育現場での実証研究と、実践における具体的な指導法の提案を精力的に行う。また、さまざまな教員研修の講師として、全国を回る。1986年より3年間NHK『テレビ英語会話I』講師、1994年より3年間NHKラジオ『基礎英語2』監修者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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