英語教育熱―過熱心理を常識で冷ます

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英語教育熱―過熱心理を常識で冷ます

  • 金谷 憲【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 研究社(2008/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 169p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784327410698
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C1082

出版社内容情報

日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことまでが理解できなくなってしまっている。例えば、「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などというのがこの典型である。本書は、そうした冷静さを欠いた主張がなぜなされるのかを、教育関係者はもとより、英語教育に関心のある一般読者の方々にも、分かりやすく解説する。

内容説明

日本人には痛々しいばかりの英語能力願望がある。しかし、その願望のために目が曇ってしまっている。常識で考えれば、直ぐにおかしいと気づくことが理解できなくなってしまっている。例えば、「6年も学校で英語を勉強しているのに、ちっとも喋れるようにならない」などというのがこの典型である。本書は、そうした冷静さを欠いた主張がなぜなされるのかを、教育関係者はもとより、英語教育に関心のある一般読者の方々にも、分かりやすく解説する。

目次

1 常識が停止するとき(「何年も習って、使えない」;小学校英語をめぐって;英語学習の不思議 ほか)
2 常識が通じなくなるわけ(常識が通じなくなる状況とは―一般的に言えば;常識が通じなくなる状況とは―英語教育に即して言えば;英語教育特有の問題―英語教育だけの事情を言うと ほか)
3 常識を取り戻すために(自覚、整理、覚悟;英語力をつけるために―教育政策として;苦手イメージを払拭するために ほか)

著者等紹介

金谷憲[カナタニケン]
1948年、東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。スタンフォード大学博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教授。関東甲信越英語教育学会会長、全国英語教育学会会長、中教審外国語専門部会委員などを歴任。英語教育の研究と実践、特に英語教育現場での実証研究と、実践における具体的な指導法の提案を精力的に行う。また、さまざまな教員研修の講師として、全国を回る。1986年より3年間NHK『テレビ英語会話I』講師、1994年より3年間NHKラジオ『基礎英語2』監修者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くり坊

8
平常な心持ちにリセットしてくれるエッセイ。名著は何度読んでもいいものだ。(この本、もっと読まれればいいのに、と思う。世の中には、まともな判断や冷静さを嫌う人種や業界があるのだろう、きっと)2015/04/10

沢庵(たくあん)

3
もうそろそろ、帳尻の合わない発想はやめにしよう。甲子園で優勝を勝ち取った佐賀北ナインは―毎日三時間練習しているそうである。たった三時間しか練習していないと映るだろうが、それでも、毎日三時間なのである。―公立中学校では、週三時間の英語授業なのである。司馬「単にわれわれは努力が足りないんですね」p167非常識な英語教育論にとらわれずに頑張ろう!2010/07/27

Nobu A

2
2008年初版。「ひつじ英語教育ブックレット」シリーズで大津由紀雄先生の言及本。経済界の圧力により非現実な英語教育政策が罷り通り、公教育の英語教育は歪んだ方向に進み、残念ながら現状も変わっていない。筆者がエッセイを通して実情を如実に綴る。皮肉も込めつつ、的を射るコメントに膝を打つこと多数。中学校で失敗したことを2倍の数が存在する小学校で行う矛盾や「実践的コミュニケーション」等言葉遊びにも似た中身の伴わない言語教育。「昔から語学はコツコツ努力する・・・語学学習の本質は変わらない」が印象的。本当にその通り。2021/10/04

たろーたん

1
「6年やっても英語が身につかない」とよく聞くが、1996年『現代英語教育』の連載「英語教育何でも探偵団」によると、中高で習う英語の分量をペーパーバックのページ数にすると、中学校検定教科書(本文のみ)は約19ページで、高校英語Ⅰ・Ⅱは約60ページだったらしい。また中学校教師が中一・中二の教科書本分をすべて打ち直すとA3用紙の裏表一枚に収まったらしく、その分量を一年かけて教えているとしたら、そりゃあまり話せないだろう。(続)2022/11/03

入江・ろばーと

1
“英語教育の難しさ”を改めて感じた。確かに「6ヵ年学んでるのに(全然)英語を話せるようにならないのはおかしい」って、ただの“まやかし”だよなあ。2014/03/15

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