出版社内容情報
言語の様々な要素は無原則に生じているのではなく各々の位置によって認可されている。言語の意味論的・統語論的認可条件についての本格的論考。
内容説明
言語は様々な要素から成っているが、どの要素も無原則に生じているのではなく、それぞれの位置によって認可されている。本書の第一部では、助動詞と本動詞の認可に焦点を絞り、第二部では、少なくとも項名詞句は認可されなくてはならないということを前提とし、様々な方式の格標示について、第三部では、統語論と意味論の観点から副詞の認可についてそれぞれ論じている。
目次
第1部 動詞の認可(Doの支持の諸問題;動詞の認可とDo支持;「助動詞・動詞句」とNotの生成 ほか)
第2部 名詞句の認可(構造格標示;内在格標示;主格標示 ほか)
第3部 副詞の認可(文副詞の意味論的認可;文副詞の生起順序に対する制限;分裂文の焦点位置における副詞の認可 ほか)