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松本健一伝説シリーズ
どぐら綺譚 魔人伝説―高山彦九郎から夢野久作に繋ぐ幻

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326950454
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0021

内容説明

「魔人とは、何ものかに憑かれたひとのことである。何にどのように憑かれたのか。」「草莽之臣」高山彦九郎の自刃の暗い闇に立ち現れてくる、夢野久作の「ドグラ・マグラ(幻魔術)」を、いや「ドグラ」の謎を追い求め、「高山彦九郎から夢野久作に繋ぐ幻」とは何であったか。日本精神史における追放された浪人の原像を見出そうとした。

目次

1 どぐら綺譚―高山彦九郎から夢野久作に繋ぐ幻(彦九郎自刃の地;草莽と魔人と ほか)
2 「どぐら綺譚」残響(洞川まで―「どぐら綺譚」残響;借地虚無党の謎―幸米松論 ほか)
3 「どぐら綺譚」への旅―『日本精神史への旅』より(高山彦九郎と九州;彦九郎と日田 ほか)
4 一人でいても淋しくない―頭山満と玄洋社群像(頭山満―西郷隆盛の「敬天愛人」;狂を発する人 ほか)

著者等紹介

松本健一[マツモトケンイチ]
評論家、麗澤大学教授。1946年、群馬県生まれ。東京大学経済学部卒。法政大学大学院で近代日本文学を専攻。在学中の評伝『若き北一輝』で注目される。1995年、『近代アジア精神史の試み』でアジア太平洋賞、2005年には、司馬遼太郎賞、『評伝北一輝』で毎日出版文化賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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