内容説明
慶応4年=明治元年、隠岐島民が守ろうとしたくにとは何か。2006年7月NHKラジオ深夜便「こころの時代」で語った「隠岐島に教えられ、学ぶこと」と、本書の出発点となった論文「隠岐島コミューン揺曳」を新たに増補した松本健一伝説シリーズ第一冊。
目次
1 隠岐島コミューン揺曳―自治政府の樹立とその持続
2 隠岐島コミューン伝説(大和十津川の山奥で;二つの「文武館」 ほか)
3 隠岐島コミューン残影(隠岐・松江への旅;井上ツネさんのこと ほか)
4 「隠岐学セミナー」のこと(隠岐というトポス―第2回隠岐学セミナーを終えて;「隠岐学」の学風―第3回隠岐学セミナーを終えて)
5 隠岐島に教えられ、学ぶこと
著者等紹介
松本健一[マツモトケンイチ]
評論家、麗澤大学教授。1946年、群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学大学院で近代日本文学を専攻。在学中の評伝『若き北一輝』で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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