社会文学・社会主義文学研究

社会文学・社会主義文学研究

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  • サイズ A5判/ページ数 335,/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784326800247
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3090

内容説明

28名の作家研究とプロレタリア文学の概観的解説などで日本近代文学史における社会文学・社会主義文学を位置づける。

目次

二葉亭四迷―“人生の全般的考察”
北村透谷―わたしの透谷
樋口一葉―女性作家の職業的自立
内田魯庵―明治知識人の一典型としての魯庵
田岡嶺雲―嶺雲評価史上の「暗黒期」のなかで
国木田独歩―『運命』の作品構造においての自我と民衆
大塚甲山―埋もれた反戦詩人
石川啄木―その小説・随筆のおもしろさ
森鴎外―かれと官僚主義
長塚節―『土』―自然文学・自然主義文学・自己をこえる文学
荒畑寒村―社会主義者の魂の純粋
田村俊子―その3回の復活、文学史・女性史上の位置
永井荷風―『花火』の反絶対主義
有島武郎―「有島日記」での徹底した自己追及から
沖野岩三郎―革命派の牧師作家
平沢計七―解放の“巨人”を求めた労働文学作家
葉山嘉樹―最初の“現代作家”
黒島伝治―じみな“大能”の作家、その全集の実現
広津和郎―かれの昭和期の評論の位置と重み
小林多喜二―『小林多喜二問題』追補
中野重治―『甲乙丙丁』・中野重治の新しい意味
窪川鶴次郎―その一巻本の代表的評論集を編むに当って
平野謙―生の危機のなかで
舟橋聖一―かれの反軍国主義
小熊秀雄―ヒョウヒョウとした大詩人
野上弥生子―『迷路』の若々しい冒険
壺井栄―ゆたかな、非文壇的な作家
石川淳―その底力の一つ
世界および日本のプロレタリア文学概観
『近代社会主義文学集』について
現代文学においての『文戦派』の意義