勁草―医療・福祉シリーズ<br> 複眼でみる90年代の医療

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勁草―医療・福祉シリーズ
複眼でみる90年代の医療

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326798735
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C1347

出版社内容情報

複眼的視点を貫きつつ90年代の日本医療を具体的・包括的に予測。同時に厚生省の政策や医療関係者・団体の主張を批判的に検討し,90年代医療をめぐる論争の総決算をめざす。

【目次】
序章 将来予測のスタンス―「原理からではなく事実から出発」―

第1章 90年代の国民医療費と診療報酬
 1 国民医療費は着実に増加―医療は「永遠の未来産業」
 2 診療報酬全体の大幅引き上げはなく、出来高払い制度も「修正」される
 3 1990年4月診療報酬改定は「大改悪」か?

第2章 90年代の医療保障制度
 1 「国民皆保険を国民福祉の上から今後とも維持」
 2 厚生省の青写真は医療保険の「実効給付率」の一元化
 3 90年代前半の医療保障「改革」の焦点は老人保健制度であり続ける
 4 保険外負担の増加と民間医療保険普及により医療の「階層消費」が進む危険

第3章 90年代の医療供給制度
 1 「自由開業医制...を今後とも維持」の二つの意味
 2 医療機関間の競争の激化と階層分化の進行
 3 医療法第二次「改正」案に反対だが、複眼的に評価する必要
 4 在宅ケア・地域ケアは普及するが、要介護老人の在宅比率は更に低下
 5 高齢者保健福祉推進壱拾ヵ年戦略(ゴールドプラン)は「みせかけ」か?
 6 医療の営利化・「企業化」はどこまで進むか

第4章 90年代医療のマンパワー
 1 「第二次医師過剰時代」は勤務医と開業医にどんな影響を与えるか?
 2 看護婦不測解決の条件はあるが、看護業務見直しと補助者導入も不可避

終章 ハードヘッド&ソフトハート
 1 厚生省の医療保障改悪政策と医療供給制度再編政策とでは評価と対応を変える
 2 「紋切り型の図式」では医療運動は前進しない
 3 公平で「効率的で良質な医療」の実践と改革案提示

補注
文献

補論 医療経済学の国際動向―第二回世界医療経済学会の参加して―
 1 本学会の全体的概要
 2 全体会と分科会の演題と全体的特徴
 3 医療経済学の三分野での進歩
 4 病院、医療保険、医師の行動、政治経済学分科会の主な演題

あとがき 

内容説明

複眼的視点を貫きつつ90年代の日本医療を具体的・包括的に予測。同時に厚生省の政策批判や医療関係者・団体の主張の批判的検討を行い、90年代医療をめぐる論争の「総決算」をめざす。

目次

序章 将来予測のスタンス―「原理からではなく事実から出発」
1章 90年代の国民医療費と診療報酬
2章 90年代の医療保障制度
3章 90年代の医療供給制度
4章 90年代の医療マンパワー
終章 ハードヘッド&ソフトハート
補論 医療経済学の国際的動向―第2回世界医療経済学会に参加して