未来は女のものか

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未来は女のものか

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  • サイズ B6判/ページ数 385,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326651078
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C3038

出版社内容情報

80年代の〈性差強調〉〈男性排除〉の理論を批判し,フェミニズムの創造的・挑戦的な発展のための戦略を提起する。解放理論,性暴力など個別テーマを掘り下げた理論的総括。

私たちの目標がすべての女性の解放なら、世話的行為
に結びついて抑圧されている「女の」価値を称揚する
だけでなく、同時に、男性優位と社会的不平等全般を
維持している社会慣行にも取り除いていかなければな
らない。ということは、「女のもの」であるような未
来を志向するのではなく、今日私たちが男と女のあい
だに立てている社会的区別の大半を破棄するような未
来を志向することを意味する。(本書「まえがき」より)
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【目 次】

謝辞
まえがき

1 弱者の慰め
  ―ポピュラー・フェミニズムの主題

2 前進ではなく、後退
  ―社会主義フェミニズムの末路

3 美女と野獣Ⅰ
  ―性と暴力

4 美女と野獣Ⅱ
  ―セックス、ジェンダー、母親業

5 美女と野獣Ⅲ
  ―男、女、戦争

6 敵でも、愛する友でもなく
  ―フェミニズム、左翼、未来

訳者あとがき

索引

内容説明

80年代の〈性差強調〉〈男性排除〉の理論を批判し、フェミニズムの創造的・挑戦的な発展のための戦略を提起する。

目次

弱者の慰め―ポピュラー・フェミニズムの主題(女の美徳;女と「自然」;女性解放と男性問題;メアリ・デイリーの心の旅;デイル・スペンダーと「女だけの別世界」)
前進ではなく、後退―社会主義フェミニズムの末路(ちぐはぐな発展;社会主義フェミニズムの盛衰;女性解放運動の分裂;黒人フェミニズムの視点;ある時代の終わり)
美女と野獣 1―性と暴力(「性解放」への道;60年代を顧みて;女性解放と性的快楽の探究;男の性暴力に直面して;性科学とフェミニズム性理論 ほか)
美女と野獣 2―セックス、ジェンダー、母親業(「性役割」の学習;フロイトへの回帰とフェミニズム;精神分析フェミニズムの可能性と問題点;対象関係論フェミニズムとジェンダーの構築;新しい心的本質主義 ほか)
美女と野獣 3―男、女、戦争(グリーナム・コモンと女性平和運動;女と戦争;男性性、暴力、戦争;生物学的説明の利用と濫用 ほか)
敵でも、愛する友でもなく―フェミニズム、左翼、未来(フェミニズム、さらに広い政治的コンテクスト;左翼のなかのフェミニズム論争;フェミニスト・プロジェクト;フェミニズムによる抵抗と改革のための新しい空間 ほか)