出版社内容情報
セレナはジュゴンの女の子。水族館で元気に暮らしています。ところがある日、急にごはんを食べなくなり、どんどんやせてしまいました。セレナは、友だちのカメキチくんがいなくなってしまったので寂しかったのです。
内容説明
鳥羽水族館で飼育されている、めずらしい海の生き物ジュゴンとこころやさしいカメの友情を描いた、ちょっとすてきな、ほんとうにあったお話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
23
ジュゴンとアオウミガメの本当の話であることにびっくりしました。 24年前の作品なので、現在が気になったのぇすが、飼育35年を超えて元気だそうで、ホッとしました。 仲のいい二人は長寿だから、この絵本はまだまだ現役ですね。 セレナの飼育エピソードにとても心和みました。2023/08/23
Mer
15
読み聞かせ本。1年生から読んでほしいとリクエスト。三重県の鳥羽水族館で飼育されているジュゴンのセレナとアオウミガメのカメキチくんのお話でした。なんともハートフルな内容。人も生き物も一人では生きられないんだな。自分の周りを見渡せば目に見える人だけじゃなく、そこには誰かが必ず居る。その人を大切にしていけばいいんだよねって伝えてあげようと思う。現在も水族館で元気に過ごしているセレナとカメキチくん。成長したカメキチくんが度々セレナを咬むようになってしまい、今は別居中だそう...距離感って大事よね( ˙༥˙ )2023/01/27
遠い日
12
鳥羽水族館の実話に基づくお話。ジュゴンのセレナとウミガメのカメキチの友情。魚に感情があるということの不思議。母親とはぐれて迷子になったセレナにとって、ひとりぼっちの寂しさが記憶に残ってるのかもしれないという記述にどきり。孤独は心を蝕むもの。生きものにとって、共通の苦痛なのかもしれない。2016/01/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
鳥羽水族館にいるジュゴンのセレナとアオウミガメのカメキチのおはなし。迷子になったジュゴンのセレナは鳥羽水族館に引き取られ、仲良しのカメキチと同じ水槽で過ごしています。ある日カメキチが他の水槽に行ってしまうと、セレナはご飯も食べれないほどになってしまうほどです。いつまでも仲良しでいてほしいですね。2023/09/15
雨巫女。
8
《本屋》やはり、ひとりぼっちは、さびしいのかも。ジュゴンは、亀がいないとダメだね。2018/07/26