内容説明
バーゼル3、システミックリスクなど最新の内容をフォロー!規制とリスク管理の関係、各種リスクのインテグレーションを学べる入門書。
目次
第1部 リスク資本と統合リスク管理(リスク;銀行の統合リスク管理;ストレス・テスト;バーゼル3;システミックリスク;自己資本充実度評価;リスク資本計算上重要なリスク;リスク資本計算上重要なリスク;保険会社の統合リスク管理(ERM))
第2部 統合リスク評価(リスク尺度;リスク合算;リスク資本管理;モデル検証)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
25
金融業界の統合リスク管理に関する入門書です。入門書とはいうもののかなり内容は高度で緻密に構成されています。最新のグローバルな規制をも入れてあって実務にも役に立つものと思われます。また銀行ばかりではなく、保険についても触れているのでかなり参考になると感じました。2014/10/30
とりもり
1
類書が少ないため、統合リスク管理について知りたい人にとっては貴重な入門書。主要な論点は網羅されている印象。一方、個々の記述は深いとは言えず、あくまで概観するのみなので、実際にリスク管理の実務に従事している人にとっては不十分。結局は、国内外の当局が出すマニュアル類に依る他はないってことか。でも、それらを読み込むための前提知識を身に着けるには良い本かと。★★★☆☆2016/12/10
Hiro
0
マクロプルーデンスに興味があり、金融機関はいかにリスク管理を行っているのだろうと思い、手に取ってみた。しかし、金融用語への理解が足りず、あまり理解できなかった。もう少し基礎を積んでから再読すれば、この分野の概観を理解するのには役立つ本ではあると思う。2017/02/16