出版社内容情報
生まれつき脳の発達が通常とことなることで,生活に支障をきたしてしまう場合がある「発達障害」。最近広く知られるようになり,「もしかして,私も発達障害なのかも」と悩む人も少なからずいるようです。
発達障害は病気というよりも,生まれ持った特性だという考え方が近年では一般的です。発達障害の多くは,子供のころに問題が明らかになりますが,成人後に社会に出てからさまざまな困難に遭遇し,そこではじめて発達障害に気づくケースも少なくないといいます。このような発達障害は,「大人の発達障害」などとよばれています。発達障害とはいったいどういうものでしょうか。そして,どのように対応すればよいのでしょうか。
本書では発達障害の症状から原因,そして発達障害の人の対応法まで,生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。発達障害についての正しい知識を深めることができる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゃがたろう
4
このシリーズはやはり素晴らしい。発達障害は脳の構造と機能にも触れる必要があるが、かなりシンプルに書かれている。前提や背景知識は多少、必要になるかもしれないが。個人的には最近チェックリストが出回ってしまっていることが気になる。自称・発達障害が増えることが懸念される。免罪符にはしてほしくない。288-289ページの「周囲の人ができること」はとたも大切だし、貴重な資料だと感じた。2024/08/28
うさを
1
めちゃくちゃ読みやすいシリーズだが、やっぱり読みやすかった。にもかかわらず、他の読みやすい系の発達障害本が触れなさそうな、発達障害の脳機能的基盤の話までしてくれてて、認知機能に興味があったのでおもしろく読んだ。しかし、おもしろいとはいえ、この手の「理解」がどう「役にたつ」かは俺も考えないとなあ、と思った。いや、もうちょっと知らないといけないかもしれん。2024/05/09
yamiyami2225
0
ADHDは報酬系に難あり 不安症、双極性、ギャンブル依存などになりやすいとこ、時間感覚乏しい(締切を見えるように) 当てはまりまくってる気がするけどどうなんだろ ASD併発っぽさもある でも違うんだろな 2024/07/08