出版社内容情報
国際的な活躍を続ける演出家が,10年ぶりに世におくる待望のエッセイ集。「灰皿投げ」で知られる厳しい稽古をはじめ,その過激な創造活動の秘密に迫る。19歳で俳優としてスタートしてから,演出家へと転身,海外での公演を成功させるまでを振り返った自伝的エッセイも収録。つねに演劇の最前線に立ってきたニナガワならではの,キレのある文章が魅力。
内容説明
世界のニナガワ、劇的半生を語る。疾走するエッセイ集。
目次
1章 演劇をめぐる自伝
2章 演劇という病
3章 千のまなざし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goldius
2
資質と価値の違いを論じた全表現者全批評家必読の書2008/08/25
MIC
1
前半は蜷川さんの俳優時代からの自伝。後半はエッセイ。ギリシャ公演に村上春樹が見に来ていたとか、興味深いエピソードが満載で面白かった。2013/06/29
いのふみ
1
演劇に対する強靭な姿勢と言葉。2012/07/22
桧山
1
93年が約20年前とかそんな馬鹿な。書いたのは80年代が多いので更に古い。欲望という名の電車の舞台装置の写真が載っているのですが、大変素晴らしいので見たかった。コミュニケーションで舞台を作っているそうです。読んでいる分にはトリッキーな人とは思えないんだけどね、舞台観るととんでもない人だよね2012/06/12