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人物文庫
勝海舟

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784313751828
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

貧しい御家人・勝小吉の長子として生まれ、少年時代は剣術と学問の修業に励んだ勝麟太郎(海舟)。しかし時代状況は彼に実力を発揮すべき場所を与えてゆく。幕府海軍の育成に尽力する一方、坂本龍馬らをも育て、やがて咸臨丸での渡米、開国、大政奉還から江戸無血開城へ…。明治維新を推進した幕臣の波瀾の生涯を描く長編小説。

著者等紹介

村上元三[ムラカミゲンゾウ]
1910(明治43)年生まれ。東京都出身。1941年、『上総風土記』により第一二回直木賞受賞。1965年、NHK放送文化賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーブル

12
時の権力者に、あるいは上役に、進言するということはなかなか難しい。  それに必要なのは、自らへの自信か、義務感か、勇気なのか、あるいは度胸か。  勝海舟こと勝麟太郎は、かなり言いたい放題であったようだが、一体何が彼にそうさせ、またそれを可能にさせた理由は何だったのか。勝にあったのは、外国のことを学び、見識を深めているという自負だったのだろうか。または、日本のため、徳川のため、自らがやらねばという義務感だろうか。立場や身分に収まっていない広い視野や、将来を見通す能力、人を育てる包容力も備えている。2023/03/10

マリー

3
こんなに素晴らしい人だったのかぁ勝海舟は。 読み応えありました。2017/06/02

くわずいも

0
明治維新前後の英雄でこの人が一番尊敬できるかも。

blue-brass

0
550ページに及ぶ長編。日数を要したがとても面白く読め、また幕末から維新にかけての自分の知識の薄っぺらさに気づかされた。巻末に海舟には「おびただしい著作がある」とあって、思い出したのは「氷川清話」角川文庫だ。我が家にあったはず、と大捜索が始まった。自慢めいて聞こえたら申し訳なく、恐縮なのだが幅90×180の書架が10近くあって、ポケットライトでさーっと書名を照らしながら見ていくとあった、あった。半分くらいに栞が挟んであるから当時はここでギブアップしたのだろう。目次を見るとこれまたオモシロそう。次に決めた。2023/05/14

しおちゃんこ

0
家禄、四十俵小普請組の下級武士の家に生まれた勝麟太郎(明治期以降、勝海舟)の、破格と言える出世を遂げたサクセスストーリー。 時機が来るまで地道に努力と研鑽を詰める精神の強さ。謙虚さを忘れず、立場を越えて周りの人々を大切にできる人柄と人望の厚さ。 そして、目先の事に捉われず、広い視野を持って的確な状況判断をしていく視点の鋭さ。 それらの大切さを、この本に改めて教えてもらった。2020/05/05

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