内容説明
平成十一年六月、新学習指導要領の移行措置が告示され、二十一世紀の学校教育のガイドラインが敷かれたが、現場では、校内暴力、いじめは一向に鎮静しそうにないし、不登校児は十万人の大台に乗り、「新しい荒れ」「学級崩壊」の実態もあらわになっている。本書ではこの一、二年の教育改革の急激な進行とこれに対応しかねる学校現場の実態を取り上げ、本来の意味での二十一世紀の教育の在り方を考えようとしたものである。
目次
プロローグ 中学の学力レベルを下げろ
1 「新しい荒れ」と学級崩壊
2 「心の教育」を考える
3 教育改革の潮流
4 少子化時代の学校
5 地方教育行政の転換と学校
6 変貌する学校の中で
7 教師の意識改革のために
8 校長・教頭のリーダーシップ
9 「特色ある学校」づくり
エピローグ 教育ビッグバンの渦の中で