内容説明
西郷隆盛の心をつかんだ勝海舟の一世一代の文章、豊臣秀吉と明智光秀の明暗を分けた文章力の差とは?薩長同盟を成立させたのは坂本龍馬ではなく、小松帯刀の書状だった!?手紙しか伝達手段がなかった時代、一流の文章術を使う者だけが生き残った。
目次
第1章 歴史の勝敗は「文章」で決まった―天下をとった豊臣秀吉の文章と、家康に敗れた石田三成の文章の差とは?(万葉集こそが、日本史における文章のスタート作品;紙が発明され、それに文章を書き、文と呼んだ;日本の命運は「文」で決まった。聖徳太子の文章とは? ほか)
第2章 人の心が動く文章の書き方―「伝わる文章」に共通する三つの要素とは?織田信長から伊達政宗まですべて見せます(相手の心をつかむ文章には三つの共通原則がある;相手が感動する文章を送った武田信玄の調査力;簡潔で、わかりやすい本多重次の日本一短い手紙 ほか)
第3章 目的ごとに文章を書き分ける―説得力のある西郷隆盛の文章、思わず共感してしまう渋沢栄一の書き方…目的別・一流の文章術とは?(相手を説得する文章―西郷隆盛;人の共感を得る文章―渋沢栄一;味方に誘う時の文章―柴田勝家 ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師をつとめながら、独自の史観にもとづく著作活動を行っている。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇談会講師。テレビ・ラジオの番組の監修・出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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