内容説明
仏の教えの意味するところは「生命」を基本とした自己確立の勧め。40年以上に亘る坐禅により、『歎異抄』『正法眼蔵』(辧道話)、『般若心経』を読み解き、仏教思想の真髄を伝えようとする労作。
目次
『歎異抄』の思想を読み解く
『正法眼蔵』・辧道話(生命弁える)
『般若心経』
著者等紹介
禿禺儒[トクグジュ]
意味は、ぐずなハゲ頭。1944年5月兵庫県に生まれる。県立高等学校卒業。農業。約40年前、腰痛、内臓虚弱等から興味を持ち、本による「我流」で始める。山田無文著『白隠禅師坐禅和讃講和』を読むに至り、「禅」つまり仏教のやさしさを知る。二十有余年前、淡路島の臨済宗妙心寺派・江国禅寺にて、谷玄康(現・和歌山県田辺市海蔵寺)住職の下、坐り始める。その御縁で神戸市祥福禅寺(当時、河野太通老師、現・姫路市龍門寺住職)から、神戸市灘区祥龍禅寺御入山、木村太邦老師(現、祥福僧堂師家)の縁を得て、震災の年の秋から老師退山まで祥龍禅寺にて坐禅下行に努める。御老師の御縁にて神戸大学坐禅会にて坐ることを許される。西宮市海清寺の平出精擇老師が『碧巌録』を講義する「碧巌会」に出席を許される。「花園会」夏期講座第一期生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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