出版社内容情報
冒頭に無伴奏で奏でられるヴァイオリンの旋律が様々な形に変容され、持続し、昇天する。2つの楽器が若々しいエネルギーで拮抗。
戸田弥生の委嘱により作曲。1992年川口リリア音楽ホールにて、戸田氏のヴァイオリン、作曲者自身のピアノにより初演。冒頭に無伴奏で奏でられるヴァイオリンの旋律が様々な形に変容され、持続し、昇天するに至る。ヴァイオリンとピアノとは、若々しいエネルギーで対等に拮抗し合う。2013年9月の「土田英介個展」でも演奏され、圧倒的な成功を収めている。
【著者紹介】
作曲:東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修了。第53回日本音楽コンクール作曲部門第1位(管弦楽曲)。第14回民音現代作曲音楽祭にて委嘱曲「交響的譚詩」が初演される。オーケストラ、室内楽、合唱、ピアノ、ヴァイオリン曲など多くの作品がある。国内外の一流アーティストとの共演やCD録音、新作発表初演、新国立劇場等での劇伴奏など、多彩な活動を繰り広げている。著書としては「バッハ平均律クラヴィーア曲集第1巻~演奏のための分析ノート1・2」(音楽之友社)がある。現在、東京音楽大学ピアノ科教授、洗足学園大学作曲コース客員教授、東京藝術大学作曲科、桐朋学園大学作曲理論科非常勤講師等を務め、意欲的な教育活動を行っている。