内容説明
モーツァルトと同じ時代に生きながら、こんにちその光の陰の中でしか語られることのない音楽家たち。しかし実際にはモーツァルト以上に輝き、モーツァルトにも多大な影響を与えた彼ら。本書においてモーツァルトは、時代を見る視点なのだ。モーツァルトの生きた時代が音として蘇る、もうひとつの18世紀音楽史。
目次
序章
第1章 父レオポルド・モーツァルト
第2章 ロンドンのバッハ
第3章 ザルツブルクのハイドン
第4章 イタリアのザクセン人、ハッセ
第5章 知られざる大家、ゴセック
第6章 マンハイムのエリート音楽家たち―その栄光と晩年の悲哀
第7章 毒殺者サリエリ?
第8章 『レクイエム』の完成者、ジュスマイアー