内容説明
音楽史では“ベルリンのバッハ”あるいは“ハンブルクのバッハ”として知られる、C.P.E.バッハが生涯、完成度の高い作品を追求して行った“改訂”と新しいオリジナルな作品を生み出した“編曲”を解明した世界初の本格的な研究書。
目次
第1章 研究序説(研究の目的;先行研究の評価 ほか)
第2章 “改訂”(クラヴィーア・ソナタ;ソロ・ソナタ ほか)
第3章 “編曲”(ソナティナへの編曲;トリオ・ソナタからデュオ・ソナタへの編曲 ほか)
第4章 作品の真偽問題(『フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリンとバスのためのトリオ・ソナタ』(H569/Wq145/BWV1036)
『ヴァイオリンとクラヴィーアのためのデュオ・ソナタ』(H542.5/Wq―/BWV1020)・『フラウト・トラヴェルソとクラヴィーアのためのデュオ・ソナタ』(H545/Wq―/BWV1031) ほか)