村上春樹と一九九〇年代

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784273036805
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3093

内容説明

九〇年代から“現在”へ。春樹作品が語る、記憶闘争そして倫理。

目次

論文編(一九九五年・震災・オウム;“総力戦”としての長編・中編小説;短編小説の試み;村上春樹ワールドの多面性)
研究史編(『国境の南、太陽の西』;『ねじまき鳥クロニクル』;『スプートニクの恋人』;『アンダーグラウンド』『約束された場所で』;短編小説(九〇年代前半)
短編小説(九〇年代後半)
『神の子どもたちはみな踊る』)

著者等紹介

宇佐美毅[ウサミタケシ]
中央大学教授。1958年生。東京学芸大学卒業、東京大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。近代文学成立期の小説表現研究から出発し、その後は村上春樹をはじめとする現代文学を明治期以降の近代小説史に位置づける研究をしている。さらに近年は、テレビドラマなどを含めたフィクション作品と現代文化の関係を研究対象としている

千田洋幸[チダヒロユキ]
東京学芸大学教授。1962年生。東京学芸大学卒業、立教大学大学院博士後期課程満期退学。島崎藤村研究から出発し、その後ジェンダー・スタディーズ、国語教育のイデオロギー研究、ポップカルチャー研究等へと関心を広げる。『F』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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奥山 有為

2
もーー色んな人が色んな観点からやりすぎていて何をやったらいいのか。穴はどこだ。春樹が好きっていうとミーハー乙wwwってなるから人並み以上に色々な文学の本読んで色々知っておかないと。2012/09/20

KA

1
ねじまき鳥クロニクル周辺論文をつまみ食い的に読んだ。面白かった。けれど、こういう論集を読むと、「現代日本に生きていながらにして、すでに多くの者に論じられている、現代日本の作家を論じることの意味とは、なんだろうか」という実存的な不安に襲われる。2020/04/13

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