ランダムハウス講談社文庫
ポーカーはやめられない―ポーカー・ミステリ書下ろし傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 557p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784270103425
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

J・ディーヴァー、M・コナリーなど気鋭ミステリ作家がポーカーをテーマに書き下ろした傑作短篇11編収録。世界初のアンソロジー

ジェフリー・ディヴァー、マイクル・コナリー、パーネル・ホールなど、当代きってのミステリ作家にポーカーをテーマにした書き下ろし短篇を依頼し、11編の傑作をそろえた世界初のアンソロジー。本格推理、切れ味鋭いクライムストーリー、どんでん返しのある異色短篇など各ジャンルの作品が並び、ポーカーをよく知らない読者もミステリの楽しさを十二分に堪能できる。

内容説明

いまや落ち目のテレビスター、オコナーに出演依頼が来た。俳優やコメディアンを集め、テレビカメラの前でポーカー・ゲームをやらせるリアリティ番組。持ち金は各自自前の25万ドル。二夜にわたる収録で、賭け金がなくなった者は退場する。ブラフも演技のうちと、参加者は丁々発止のプレーを始めたが、待っていたのは思いがけない結末だった!―ジェフリー・ディーヴァー『突風』をはじめ、現代ミステリ短篇の名手が妙技を競う書下ろし短篇アンソロジー。

著者等紹介

ペンズラー,オットー[ペンズラー,オットー][Penzler,Otto]
1942年生まれ。アメリカのミステリ評論家・研究家・出版者。ミステリ・アンソロジーの編纂では、年刊傑作選「ベスト・アメリカン・ミステリ」シリーズや、テーマ別アンソロジーなどを手がけ、第一人者と評される。1977年に「ミステリ&推理百科事典」の著作でアメリカ傑偵作家クラブ(MWA)賞受賞、1994年創立した出版社“ミステリアス・プレス”を中心にしたミステリの出版活動でエラリー・クイーン賞、2003年には書店“ミステリアス・ブックショップ”の経営者としてMWAの大鴉賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mzo

9
ポーカーをテーマにしたアンソロジー。ポーカーは割と好きなので、虚々実々の駆け引きの描写を期待していた。が、ポーカーはただのアイテムであるミステリーが大半。まぁ面白かったけどね。2021/10/24

魔魔男爵

7
マイクル・コナリー祭参加者募集中w。というわけで、コナリーの「一ドルのジャックポット」のみの感想。2007年発表。ロナルド・キャンターの姪殺人事件の五年後、相棒はイグナシオ・フェラスの時代。短編なので捜査開始してから犯人逮捕までわずか四時間w。犯人にMHを弁護士として薦めるボッシュの自信に胸躍る好作。収録作品1 ミスター・ミドルマン 21-61ウォルター・モズリイ∥著 田口/俊樹∥訳 2 突風 63-140ジェフリー・ディーヴァー∥著 田口/俊樹∥訳3 一ドルのジャックポット 141-208マ2018/08/02

Betty

4
ポーカーを絡めた短篇アンソロジー。「ポーカー」の男臭いイメージが、より濃く描かれラストの顛末なども短篇ならではの余韻が残ります。すべて読み応えがありました。そして、作家それぞれのカラーが良く出ていて楽しめました。特にマイクル・コナリーのハリー・ボッシュシリーズを読んでみようと思いました。この短編集が足がかりとなりそうです。2010/04/16

6だ

2
米国でゲームといえばポーカーというのは聞いてたが大会がTV中継されて高視聴率を稼いだり有名プレイヤーがセレブ化してるとまでは思わなかった。 パーネル・ホールのスタンリー・ヘイスティングズシリーズが好きなので表題作に釣られて読み始めたが、巻末にポーカー用語集もあるので簡単なルールしか知らない私でも楽しめた。 アンソロジーらしく他作品も「ポーカー」という題材が共通してるだけでバラエティに富んでいて最後まで読み飽きず、個人的には「突風」「元手」「お遊びポーカー」辺りが好みで著者の他作品も読んでみたくなった。2013/11/03

めろへそ

2
最近ポーカーをいっぱいやっているので読んでみた。ポーカーの駆け引きシーンを描いている短編は意外と少ない。ポーカー成分より、ミステリ成分おおめ。ポーカー成分濃厚で面白かったのは老ポーカープレイヤーの最後の勝負を描いた「元手」。ミステリ成分でぞくぞくきたのは、妻殺しの”犯人”をさがそうとポーカーテーブルに臨む男が知る悲しすぎる真相「朝のバスに乗り損ねて」。両方の成分が濃いめにはいってて一番面白かったのが、有名人を集めたリアルポーカー番組の予想外の顛末を描いた「突風」。2010/03/30

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