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無我と無私―禅の考え方に学ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 140p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270001646
  • NDC分類 789.5
  • Cコード C0098

内容説明

藤原正彦監訳/藤原美子訳による新訳完成!「品格ある日本人」に出会える感動の書!半世紀以上にわたって欧米人に読み継がれてきた超ロングセラー。

著者等紹介

ヘリゲル,オイゲン[ヘリゲル,オイゲン][Herrigel,Eugen]
1884年ドイツ生まれ。哲学者。神学者。1924年から約6年間、東北大学の哲学の教授として日本に滞在。日本滞在中、不出世の弓道家・阿波研造のもとで、弓道修行に励む

藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943年旧満州生まれ。東京大学理学部数学科、同大学院修士課程修了。お茶の水女子大学理学部教授

藤原美子[フジワラヨシコ]
アメリカのプリンストン生まれ。お茶の水女子大学心理学科にて修士課程修了。エッセイスト。翻訳家。筑波大学付属盲学校理学療法講師(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りえこ

19
呼吸のこと、無我の状態、師弟関係のこと、芝居にも通じることがたくさんありました。師弟関係に憧れます。2016/09/19

リズ

3
図書館。弓道の実用書と同じ場所に置いてあったのでついでに借りてみたけどすごくおもしろかった。論理的には表せない禅を、弓道を通しての具体的事象でわかりやすく書かれているから、まさしく禅の入門として受け入れやすいように思う。読後は著者の帰国してからの境地を知りたいと思った。紹介されてる他の著書も読みたいところ。2014/07/09

ispanoman

2
禅そのものの解説ではなく、弓道を究める過程で体感した「それ」が禅を根底としていると結論付けた筆者の体験談であるが、日本の芸事にとどまらず、スポーツでのPLAYも筆者の「それ」が自身に舞い降りてくるような取り組みが有益なものとなるとの思いで読み進められた。所謂、「達人」の領域とは、どんな精神性を備え持った人格となるか、禅が根底にあることになる。2016/03/04

みむら しんじ

2
かなり引き込まれて読了。1924年に東北帝大に講師として6年間来日したオイゲン・ヘリゲルが、禅の精神世界の興味から弓聖と呼ばれた弓道の達人、阿波研造の厳しい指導を書に表した。西洋人の考える「理」と禅という対極をヘリゲルの戸惑いと、それを感じた時の様子が興味深い。徹底的に呼吸を会得することから始まり、弓を使うも「矢の離れ」というリリースにヘリゲルは四年の月日を要した。弓を大きく引き、目一杯引くもどのリリースも師範には認められない。理屈を問うヘリゲルに、理屈では無いと答える師範。一切を忘れて呼吸せよと言う。2015/05/19

丸坊主

2
「「弓と禅」と合わせ読むとより理解が深まると思います。理屈で捉えることができない「禅」を、その限界のギリギリまで近づけようという真摯な試みだと感じました。2013/11/22

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