出版社内容情報
塾へ行くのがイヤになって,ゲームセンターにいくと,そこにはゲームに興じている〈もう一人のボク〉が…。人気シリーズ最新作。 小学生低学年から
内容説明
真一はクラスで一、二番といわれるほど「よくできる子」でした。それが算数のテストで三十五点しかとれませんでした。塾へいくのがイヤになって、気のりしないまま、ゲームセンターに足をむけてみると、そこにはゲームに興じている「もう一人のボク」がいるではないか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
38
子供の頃に大好きで、何度も読んだ「かぎばあさん」シリーズの知らないご本を読みました。ええー? ドッペルゲンガー?! ■やさしい言葉で明るい未来を見せてくれる かぎばあさん。今回はリアリティ寄りなお話でした (◍′◡‵◍)♡ (1998年)(→続2020/04/03
onions55
8
かぎばあさんシリーズの18作目。子供視点では、中々難しいテーマを扱っています。今回は心の優しい、気の弱い真一が主人公です。テストで悪い点を取り落ち込んでいる時にもう一人の自分が現れます。それは、誰にでも持っている悪い部分が具現化したものでした。この不思議な出来事について、かぎばあさんが、アドバイスしてくれます。今回は、ソクラテスや大脳について等、少し子供には難しい内容です。心に余裕がある感情に豊かな人間の脳は、やっぱりいいものだなと感じました。今回はストーリーよりも説明的な部分が多い印象でした。2016/01/31
おくらさん
1
ちょっと難しいお話。でも必ず食べもののシーンがあるのかわワクワクします。あの頃は、いやあの頃も今も小さいことで悩んでるなーなんて思います。2016/03/14
Theodore
1
微妙。なんか哲学書の内容をちょっと平易にしてかぎばあさんに言わせてみましたという感じ。こういう要素は単に登場人物に説明させるのではなく、物語の中にうまく溶け込ませてこそ、作家としての本領だろうと思うのだが。2015/07/20
ちょろぴこ
0
おもしろかった2009/09/12