出版社内容情報
そもそも「障害者」とは、どういう人をいうのでしょう?障害者と健常者はなにかちがうのでしょうか?すべての人が同じように生きられる社会を学び、考えましょう。
目次
1 そもそも「障害者」とは?
2 「障害者」の反対の言葉
3 発達障害
4 「性同一性障害」から「性別違和」へ
5 障害を理由とする偏見・差別
6 日本と世界のまちのバリアフリー
7 心のバリアフリー
著者等紹介
稲葉茂勝[イナバシゲカツ]
1953年、東京都生まれ。東京外国語大学卒。編集者としてこれまでに1500冊以上の著作物を担当。自著も100冊を超えた。近年子どもジャーナリスト(Journalist for Children)として活動。2019年にNPO法人子ども大学くにたちを設立し、同理事長に就任して以来「SDGs子ども大学運動」を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
23
心のバリアフリーなんて虚構だ。児童書だが現実をもっと赤裸々に語るべきだ。私がヘルプマークをつけて路線バス通勤を試みてから10か月。顔なじみの会社員や中学生から声をかけられたのは2回。皆疲弊していて「私は病人だ」のごとく振る舞う。障害者が差別しないでほしいと言うと、こっちは気を使ってやっているのにと言い出す始末。そもそも、健常者同士でも寛容に振る舞えないのだから、障害者なんて論外なのだ。その真理に気づいていても気付かないフリをしている私達。もしもボックスがあったら、障害者多数、健常者少数の逆転世界にしよう。2024/04/27
ヒラP@ehon.gohon
20
障害か健常かという識別フィルターを通して、多くの人が差別化され阻害されていることを認識させられる本でした。 多くの問題を凝縮したような内容なので、障害を考える導入的な本だと思います。 柔軟な気持ちで考えたい問題です。2024/04/28