内容説明
両親の行方を追ってイギリスにやってきた紗那と唯、そして風雅は、ロンドン郊外で売りに出た古い館の骨董品を鑑定するはめになった。そこは有名な「ユウレイ屋敷」だった。美しいつくも神が守りたかったものとは。
著者等紹介
あんびるやすこ[アンビルヤスコ]
群馬県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。テレビアニメーションの美術設定を担当。その後、玩具の企画デザインの仕事に携わり、絵本・児童書の創作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュウ
9
秘められた過去が悲しいものが多いなぁ。2019/06/27
チャコ
9
風雅の両親が閉じ込められたラリックの偽物を求め、ロンドンへ向かう一行。ユウレイ屋敷のアンティークの鑑定とスリーパーという幻の絵画探しがメインですが、昔の悲恋にはやはり切なさがつきものなんですね。ところどころ描写される風雅の心象から物語も終盤へ徐々に向かっているのが分かります…なんちゃって兄弟が良い雰囲気なだけに別れが近付いてきて寂しさの残る終わり方でした。何世代にも渡って物を大事に使っていくイギリスというお国柄が、つくも神の設定をイキイキとさせているように感じましたね。一度行ってみたいなぁ…2013/11/28
雨巫女。@新潮部
9
いつ出てたの?知らなかった。久しぶり。風雅くんが、相変わらず可愛い。2011/01/22
星野
8
第4巻。イギリス縦断編。終わりの気配が切ない。薔薇の騎士団が可愛くて好き。2015/02/03
しろのあ
7
わたしにとって神巻であるイギリス編。お国柄というか、ロマンス小説を地でゆくようなアンティークが絡んできます。いいですねぇ、この感じ。間宮のちょっと裏がありそうな感じや、ルーシーの作家としての生き様などゲストキャラがけっこう好きな巻でもあります。2015/06/15