出版社内容情報
ジェンナー、パスツール、コッホ、北里柴三郎、エールリヒ、秦佐八郎、フレミング。7名の科学者から、科学的思考を学びます。
情熱とひらめき、科学的思考が人類を救った!
天然痘とたたかったエドワード・ジェンナー、世界初の弱毒性ワクチンを作ったルイ・パスツール、結核菌の正体をつきとめたロベルト・コッホほか、北里柴三郎、パウル・エールリヒ、秦佐八郎、アレクサンダー・フレミングを紹介。情熱とひらめきで人びとを感染症から救った7名の科学者から、その科学的思考を学びます。
【著者紹介】
【岡田晴恵・著】 医学博士。専門は感染免疫学、ウイルス学。ドイツマールブルク大学医学部ウイルス研究所客員研究員、国立感染症研究所研究員、日本経済団体連合会21世紀政策研究所シニア・アソシエイトを経て、現白鴎大学教育学部教授。新型インフルエンザに対する警鐘を鳴らすためさまざまなメディアにて活躍。主な著書に『子どもといっしょに読む 新型インフルエンザハンドブック』(岩崎書店)、『人類VS感染症』(岩波ジュニア新書)、『病気の魔女と薬の魔女』(学研教育出版)、『強毒型インフルエンザ』(PHP新書)、「うつる病気のひみつがわかる絵本」(ポプラ社)、共著書に『感染症とたたかう』(岩波新書)、監修書に「知ろう防ごう!インフルエンザ」(岩崎書店)がある。
内容説明
古くから多くの命をうばってきた感染症に立ち向かい、医学を発展させてきた科学者たち。彼らの多くは、何気ないできごとに“ひらめき”(=セレンディピティー)を感じ、すばらしい発見に導きました。そして、その“ひらめき”をつかみ取れたのは、目標や夢に情熱をかたむけ、一心に打ちこんでいたからこそでした。科学者たちが一瞬のひらめきをどうつかんだのか、この本で一緒に体験してみましょう。
目次
感染症と人類のたたかい―科学の扉が開かれるまで
権力に屈せず、真理を見つめた村医エドワード・ジェンナー―近代免疫学の幕を開けるひらめき「牛乳しぼりの女性は、天然痘にかからない!」
「情熱」で人類に貢献した科学者ルイ・パスツール―弱毒生ワクチンを開発したひらめき「何もないところから生物は生まれない!」
細菌学と医学の礎を築いたロベルト・コッホ―病原菌を単離し、実証に導くひらめき「ひとつの病気の原因になる菌はひとつ!」
努力と忍耐で化学療法を確立パウル・エールリヒと秦佐八郎―地道な実験をくり返して生まれたひらめき「病気を治す化学物質を見つけたい!」
信念を貫いた細菌学者北里柴三郎―破傷風の血清治療の道を開くひらめき「血液の中に毒素を中和する物質ができる!」
初めて抗生物質を発見した医師アレクサンダー・フレミング―戦場でのくやしさをばねにしたひらめき「微生物を殺す化学物質を見つけたい!」
著者等紹介
岡田晴恵[オカダハルエ]
医学博士。専門は感染免疫学、ウイルス学。ドイツマールブルク大学医学部ウイルス研究所客員研究員、国立感染症研究所研究員、日本経済団体連合会21世紀政策研究所シニア・アソシエイトを経て、現白鴎大学教育学部教授。新型インフルエンザに対する警鐘を鳴らすためさまざまなメディアにて活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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