出版社内容情報
だいちのうえに くさがはえ だいちのうえに はながさき……教科書に載っている詩を1冊の絵本で展開。巻末には解説つき。
谷川 俊太郎[タニガワシュンタロウ]
山口 マオ[ヤマグチ マオ]
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京都生まれ。詩誌「櫂」同人。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で日本レコード大賞作詞賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で読売文学賞など、多くの賞を受賞している
山口マオ[ヤマグチマオ]
1958年千葉県生まれ。東京造形大学卒業。画家、版画家、絵本作家。1991年「年鑑日本のイラストレーション」新人賞、1993年N.Y.ADC賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
19
南の隣市分館の新着棚で。大地の、自然の大きさ、そこに生きる人間の小ささを感じる。初めはのびのびとしていたのに、後半の展開とラストは意外だった。山口マオさんの版画がとてもいい。2017/04/08
ヒラP@ehon.gohon
12
教科書に出てくる詩なのでしょうか。 文字で見ると、シンプルで哲学的でもある詩ですが、絵を伴うと、展開の変化にどきりとさせられる絵本になりました。 大地の上に自然があるのです。 自然の中に人間が生きているのです。 詩の後半部分は人間の一生として展開していきます。 書かれていることはあくまで真理なのですが、大地の中での人間の一生の切なさを描いているようで、読み聞かせには不向きかもしれません。2017/08/05
おはなし会 芽ぶっく
11
詩の絵本ー教科書にでてくる詩人たちシリーズの1冊。子ども読者のための詩集『いち』に掲載された作品。あとがきには谷川俊太郎さんと詩についての解説があります。小学校で詩の単元の時に『どきん』を含む谷川俊太郎さんの詩集を紹介したことがあります。2020/10/20
なつ
11
宇宙や月に人や小動物が行くようになってからもう何十年と経つけれど、それでもやっぱり人も動物もこの地球という大地(海や湖も含む)の上で日々を生きている。という当たり前のことを忘れていた自分に気付いた。その「生きる」とは草や木や花が生えるということ、動物が走り回るということ、人が野菜を育てるということ、其処で暮らすということ、大切な人と愛し合うということ。でも、いいこと、素敵なことばかりではないということ。憎み、争い、奪い、血を流し、死に逝くということも含まれる。自然の摂理にのみ則って、生まれ、死に逝きたい。2019/11/07
niko-08
10
《よんでみませんか 2019 低学年》 谷川俊太郎さんのこの詩は初めて読みました。ちょっと嫌な事があり、気持ちが沈んでいたのですが、この詩と後ろの解説を読んだら気持ちが晴れました‼️2019/06/09