内容説明
この物語は、島根県の江の川を舞台にした、ある教師とその家族の出会いと別れの物語です。野菜作りを通して、子どもたちに自然のたいせつさや命の尊さを教える一平先生。日ごろは、目だたないけど、先生の病気のときには意外な力を発揮する生徒(ミッキー)。父親の病気を通して、家族がより強いきずなで結ばれるなぎさの一家。師との出会い、友との出会い、恋人との出会い。そんな出会いが人の一生を左右することもあります。人の出会いのたいせつさ、不思議さ、人間の持つ一面だけではない、それぞれのすばらしさ。そして、いちばん身近な家族とはなにかなど、考えることができます。