- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 民話・神話・古典読み物
出版社内容情報
文芸部の生徒たちの発表による雨月物語の内容紹介。今の言葉でわかりやすくまとめて、親近感がもてる。翻訳者金原瑞人の新境地。
小難しい古典の印象を払拭すべく、今の子どもたちが自分なりに雨月物語を解釈していく設定。話し言葉で現代の物語を読むような気楽さで読み進めるように工夫されている。翻訳者ならではの、さまざまな外国作品もさりげなく紹介し、他の本も読んでみたくなる。
【著者紹介】
【金原瑞人】 岡山県生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授。主な訳書に、『豚の死なない日』『スウィート・メモリーズ』『ルーム・ルーム』『青空のむこう』『難民少年』『クリスマスの天使』『かかし』『ヘヴンアイズ』「バーティミアス」シリーズ『火を喰う者たち』『かかしと召し使い』「ウォーリアーズ」シリーズ「ミッドナイターズ」シリーズ『リビアの小さな赤い実』『武器よさらば』、など多数。
著者等紹介
金原瑞人[カネハラミズヒト]
岡山県生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
54
面白かった。語り手の皆は中学生だと思って読んでたら高校生設定だったのね。佐藤さとる訳の原作も図書館から借りてきてあるみたいだから読んでみよう。2014/01/20
よこたん
51
“早くも修羅の時になったようです。戦い好きの阿修羅どもが、戦いだ、さあこっちへこい、修羅道へこい、と叫んでいます。さあ、まいりましょう” 死してなお、渦巻く無念の思いは、その地に留まり荒れ狂う。秀次と家来衆も、そして崇徳院も。ちょっとポップな構成の、敷居の低めの雨月物語。相手への情が深すぎても、移り気が過ぎても、厄介なことになるのだなあ。めでたしめでたしの昔話の陰には、おそらくこんな「納得がいかない、得心できない」もの達がびっしり蠢いているのだ。ひんやり湿り気のある雰囲気の挿絵もよかった。 2019/02/15
ままこ
48
文芸部の高校生達が『雨月物語』に収録されている九つの短編を各自担当し自分なりの解釈を付け発表していく。古典は難しく取っつきにくいイメージがあるがこの形式だとくだけた感じはあるがわかりやすく読みやすかった。解釈を交えながらなのでその見解も面白くまた、短編のイメージに似た他の小説や落語なども用いられ一粒で二度美味しい金原さん独自の雨月物語に仕上がっている。2017/07/07
七色一味
44
読破。どうも各人の視点の幼稚さとその割にどこから引っ張り出してきたのか、関連情報が妙にコアな点が、ちぐはぐ。わざと稚拙な若ぶった文章になっている感じがあざといかな。普通に雨月物語を読んだほうが楽しかったんじゃなかろうか。2014/01/31
どら母 学校図書館を考える
15
小学校の図書館に、このシリーズ入れたの、誰⁉️2018/05/01