出版社内容情報
嵐で流れついた姫は,三郎太の手厚い看病で元気になった。ある日,漁に出たまま帰ってこない三郎太――。鳴き砂伝説の感動の絵本。 幼児から
内容説明
むかしむかし、石見の国の海べの村に三郎太というわかいりょうしがばあさまとふたりでくらしていた。あるあらしの夜、ひとりのむすめが琴といっしょにながれついた。―鳴き砂の浜に伝わる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
15
琴をひくことでしか気持ちを伝えることができない琴姫。 海の中の人間だったのでしょうか。 三太郎との出会いで、二人は幸せだったのに、その幸せが三太郎を危機に陥れてしまいました。 三太郎の無事と引き換えにいなくなってしまった琴姫。 なんだか切ない鳴き砂の伝説でした。2014/11/12
くろばーちゃん
4
これは伝説?それとも創作?いずれにしてもせつない。若いころから大好きだった萠さんの絵、きれい。2023/09/12
くー☆
0
切ない物語でした…。 登場人物はみんな「人のために動く」人。とっても優しい絵と文章、でも切ない。子供の時に読んでたら自分はどんな風に感じるのかな~。 絵がとっても繊細で、読み聞かせの後もじっくりと絵を見てしまいました。2016/08/02