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内容説明
小西行長は、朝鮮を侵略したおり、ひとりの少女を連行した。日本でキリスト教徒となった朝鮮人少女は、「棄教して側室にあがれ」との徳川家康の命令を断った。そして、島流しにされたのちも再三の家康の誘いを拒絶する。異郷の流人島で修道と献身に生きた“おたあジュリア”とは―。
目次
万葉集にも詠われた東国の美女！―真間の手児奈の話
家族がひきさかれた悲しい物語！―人買いの山椒太夫は実在したのか？
栄枯盛衰は世のならい―平家滅亡の悲話！
灯台鬼となった日本人がいた？―悲しい運命をたどった遣唐使たち！
戦乱の世に運命をもてあそばれた薄幸の美女！―細川ガラシャ、波乱と祈りの人生！
どんな仕打ちにも負けない信仰心！―離島で懸命に生きたおたあジュリア
少年たちの夢を打ち砕いた禁教令！―ローマへ派遣された四人の少年キリシタン
江戸の庶民が涙した炎の恋の物語！―一途な恋のために火を放った八百屋お七
鎖国令が生んだ知られざる悲哀！―祖国への想いを抱きつづけたお春
なぜ、少年たちは死にいそいだのか？―白虎隊二〇名におこった惨劇！
見捨てられ、売られていった女性たち！！―からゆきさんの真実！
多くの尊い命が犠牲となった地上戦―沖縄戦集団自決の悲劇！
