出版社内容情報
《内容》 鍼灸医学の三大古典として知られる『難経』についての解釈をもとに,脈状診について解説し臨床に直結する一方向を提示.臨床編では12症例を絡脈症例と経脈症例について解説.
内容説明
経脈体系の理論と実践への方程式は、部分と全体観の哲理をわれわれの無意識層に語りかけてくれる喜びがあるのである。古典を、ここ10年、少し大げさにいえば血涙をもって解読に心懸けてきてみて、その全体像が浮かび上がるにつれて、この『難経』のかもし出す医の道は、道教と神仙術の発想に近い構想で成立していることに気づかされた。かくして本来的な解釈と臨床化への指標が与えられたと思っている。
目次
第1編 経絡治療と脈状診
第2編 五臓治療と脈状診
第3編 臨床編(症例の解説)
第4編 付録