ソノラマ文庫 コンビネーション

谷山 由紀【著】

朝日ソノラマ（1995/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 255p／高さ 15cm
• 商品コード 9784257767237
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

契約金一億で、即戦力と期待された左腕のスーパールーキー・岡野が入ったチームには、三年前にドラフト５位で入った名倉という選手がいた。常に要領よく、敷かれたレールに乗っていた岡野の目には、名倉はただの不器用な男としか映らなかったが…。６人のチームメイトとひとりの少女の目を通して名倉の成長を描いた、すべての野球狂に贈る珠玉のハートフル連作短編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[浅木原]

最高のプロ野球小説。プロ野球という世界でもがく野球狂たちの、どこまでも一途な野球への想いを真っ直ぐに描ききっている傑作。収録作は全部神だけど、「コール」と「エキストラ・イニング」がとりわけ沁みる。どっか復刊してくださいよホント。

2009/10/05

[ひなちゃんママ]

以前人から借りて読んだものの再び読みたくなり入手。珠玉のプロ野球小説。個人的にショートというポジションに思い入れがあるので、その辺りの描写をつい重点的に読み込んでしまう…。

2008/11/21

[葉月あき]

再読。ある野球選手について、周囲の人々との関わりから描いた連作短編。ときに優しく、ときに残酷な物語が、深く胸に残る。絶版なのがつくづく惜しい。

2008/11/05

[宇宙金魚]

『球場ラヴァーズ／石田敦子』を読んでいたら久々に読みたくなって発掘して再読。何度読んでも面白くて少し痛い

2013/03/09

[ぜぶらぞーん]

地味な本だが、佳品。